動物に関する事を判断する際に、人の立場であったり都合を優先するのではなく動物のことを優先して、動物の立場に立って考えることが大前提です。それには動物に対する思いやりの精神がなくてはならないと考えています。また 飼い主様は不安を持って来院されますが、当院ではそれらの不安に対して思いやりを持って温かく接し、「この先生たちなら大丈夫」と安心して任せてもらえる病院でありたいと思います。
動物診療やそれを支える業務を行うにあたっては、いくら思いやりがあっても受け身の姿勢で待っていたのでは、目的を達成することはできません。
自分自身で、他の人より進み出て、関わり行動できる人は、業務を面白く感じるので、ますます自分自身のスキルアップができるようになります。
質の高いチーム医療を行う場合は、自分一人の考えで診療していては成り立ちません。チームのスタッフと様々な情報を共有し、お互いが素直にディスカッションを行い、誠実に協力し合うことが必要です。
向上心がある人は、チーム医療を行う中で、「高度な医療への興味関心が生まれる」「向上心が磨かれる」「より質の高い診療へ成長する」と考えています。
動物への思いやりや知識・能力があっても、自分一人で完結していたのでは、質の高いチーム医療によって動物の健康を守り、飼い主様に安心を提供することはできません。チームのメンバーとコミュニケーションをとって協力して治療を行ったり、飼い主様へ診療方針や動物の状況を正確に伝えるには、協調性であったり対人とのコミュニケーション能力が重要です。
言葉を発することができない動物の診療は動物の状態を正確に把握し、十分な観察の下で治療を行います。そのため非常に多くの検査や業務を行うことが必要となります。
少しでも多くの動物の健康と幸せを守る為には、それらを効率よく処理して行かなくてはなりません。