病院が苦手なワンちゃんネコちゃん⑤|京都市右京区の梅津動物病院・西京区の桂坂どうぶつ病院

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病院が苦手なワンちゃんネコちゃん⑤

スタッフブログ

2019.07.11

こんにちは!桂坂どうぶつ病院スタッフ長尾です!

 

本日はこのタイトルでの最後の投稿になります。

 

前回はお家でのスキンシップを通して、診察中に起こることに対して

良いイメージを持たせるトレーニングについてお話しさせていただきました。

言い換えると、嫌だと感じることを少なくするための練習ですね。

 

今回は、病院という場所自体に対して、

できるだけいいイメージを持ってもらうために「病院でできること」についてお話しします。

 

※今回のお話しは基本的にワンちゃん・ネコちゃんが元気な時に行っていただく内容になります。

 

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動物病院に対するイメージを変える・作るためには、

病院に来て「なにもされない」経験や「良いことがある」機会を作ってあげることが大切です。

 

これは既に病院に対して嫌なイメージが付いてしまっている場合はもちろんですが、

これから病院に通い始める若い子達にも行っていただける内容(寧ろ早いほど良い)になります。

 

具体的には……

・毎月の予防薬(ノミ・ダニ・フィラリア)の処方の際に、診察を受ける。

 →予防薬はまとめて買っていただくことも可能ですが、毎月取りにきてもらうことによって、

  体重測定だけのなにもされない診察を受けて頂くことができます。

 

・便や尿の検査を定期的に受ける。

 →健康チェックにもつながりますし、検査結果をお話しする際に犬・猫を連れてきていただけると

  何もしない・注目されない診察を受けて頂くことができます(何か異常があった場合を除く)。

  怖がりな子は自分に注目が向いているだけで恐怖を感じる場合があるため、

  検査結果のご報告等、飼い主さんと獣医が話しているだけの空間だとより安心感を得やすくなります。

 

・フードやおやつ・安心できる毛布やおもちゃを持参する(診察中に物を与える際には、獣医師に確認を取っていただけると安全です)

 →気持ちを落ち着けたり、良いイメージをつけることができます。

  ただし、緊張でどうしようもない場合はこれらの事が意味をなさない場合もあります。

  例えば、病院に入ったらおやつをあげても視界に入らない等…

  その場合には、これらが効果を発揮できるところから徐々に(例えばクレートの中→家の玄関→病院の前→待合室→診察室)

  安心できること、落ち着くことを教えてあげると良いかと思います。

 

とても手間がかかることではありますが、

動物には言葉で伝えることができないため、その子にとって良い経験をたくさん積ませてあげることが

苦手意識の克服のために大切なことだと私は考えています

 

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長々と続きましたが、この記事を通して

少しでも病院を受診する際の飼い主さんとワンちゃんネコちゃんのストレスが少なくなったら嬉しいなと思います。

 

それでは、今回も最後までご覧くださってありがとうございました!

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